タオル

タオルの話ですが…「ウスフワ」問題、わが家にも 
「オトナになった女子たちへ」反響
2015年5月20日05時00分

■夫は突然、不機嫌に/2種類用意
フワフワの今治タオルが好きでせっせと集めていた伊藤理佐さんはある日、
夫で漫画家の吉田戦車さんから
「オレ、旅館にあるような薄いタオルじゃないと拭いた気がしない」
と告げられ、ショックを受けた。「ウスウスはこだわりだったのか」。
今、家にあるタオルはフワとウスが半々でまざっているという。
「驚きました。『ウスフワ事件』、先日、私たち夫婦にもありました」
と手紙を寄せたのは東京都の主婦田中小百合さん(59)。
定年間近の夫は40年近くミニタオルをハンカチ代わりに使っていた。
疲れやほころびが見え始めたので少しずつ台ふきんにおろすようにしたところ、
普段はそんなことに目もくれない夫が突然、
「なぜ、やっと手になじみ汗もよくとれる大切なタオルが
こんな目にあっているのだ!」と大不機嫌に。
「思いおこせば、若いころタオルや足ふきまで好みが反対でした」。
柔軟剤を加えたソフトタッチが好きな夫と、
加えない時の「太陽のにおい」が好きな田中さん。
結局、間をとって柔軟剤入り洗剤を使う。
「私たちはいつも少しもめて、やっと妥協の還暦。
なのに伊藤さんはあの若さで違いをプラスにもっていく。
フワフワ感満載の作家さんの脳にも驚き」。
台ふきんにしたミニタオルは、捨てるタイミングを見つけられずにいる。
ウスとフワのせめぎあいは「年齢的なものか、男女差なのか」
と考えるのは、京都市の主婦中村純子さん(65)。
ウス派の夫に対し、娘は今治タオルに柔軟剤プラスの極フワ派、
孫娘2人もフワ派だ。フワフワ吸水が好きな中村さんは、
普段は夫に合わせてウスを使っているが、
娘が里帰りする時は2種類用意する。
「頑固な夫はウス好みを変えない。
洗濯は大変ですが、孫のためにもおばあちゃんはがんばります」
千葉県四街道市のパート滝口幸美さん(49)からは
「自分でタオルを選ぶことがオトナだとすると、
私はまだオトナになりきれていません」とメールが届いた。
物持ちのよい母から年に数回、荷物と一緒にタオルが届き、
帰省時にも持たされる。自身も捨てられないタイプで、
使い切れない分は2年前から一人暮らしの娘へ。「
娘も当分オトナになれそうにありません」
愛媛県今治市の会社員原かおりさん(47)は実家がタオル工場だった。
子どものころはタオルの山の間でかくれんぼしたという。
使い勝手にはこだわりがあり、「ウスもフワも両方愛用している」
とメールを寄せた。風呂上がりのバスタオルはフワで
「あ~シアワセ」感、洗髪後にはおでこでキュッとしばれる「ウスが一番」。
「フワとウスが交互にあるのって、それはそれで実用的かと」
(佐藤実千秋)

■肌触りや好みは様々 タオルソムリエに聞く
厚さも大きさも感触も様々なタオル。どんな違いがあるのか、
上手な手入れ法などを名誉タオルソムリエの檜垣美佐子さんに聞きました。
タオルソムリエは、四国タオル工業組合などが運営するタオル選びのアドバイザー資格です。
    *
タオルには二通りの使い方があります。
風呂場でタオルにせっけんをつけて体を洗うといったように、
ぬれた状態で使うのがウェットユース。日本の手ぬぐいの流れをくむ使い方です。
これには絞りやすく乾きやすい薄地のタオルが適しています。
浴用タオルが代表的で、コラムに出てくる「旅館のタオル」はこの種類です。
一方、乾いたまま、ぬれた手や体を拭くのがドライユース。
水をしっかり吸い込むのが大事ですから、
ウェットユースより厚手で織りの密度が濃く、パイルも長めな方がいい。
バスタオルやフェースタオルなどが代表例です。
これは想像ですが、薄いタオルが好きという方は、
肌をぬぐって水分を拭き取るように使っているのではないでしょうか。
フワフワであれば、タオルで肌を押さえて水を吸わせている。
タオルの動かし方に違いがあるのではないかと思います。
タオルは布製品の中でも肌触りが重視される品です。
日本には肌感覚が細やかな人が多く、好みがたいへん違います。
日本に流通するタオルは数千種と言われます。
細かい好みに対応し、タオルは嗜好品(しこうひん)と言ってよい状況です。
吸水性や柔らかさを保つには、干す前にタオルの両端をもってよく振り、
糸の間に風を入れて繊維を開かせてください。
柔軟剤は吸水性を損なう場合や毛羽抜けの原因となることもあります。
できれば毎回使うのではなく、タオルが硬くなってきたら使うことをお勧めします。
(聞き手 編集委員・大村美香)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11762842.html
カテゴリ
月別アーカイブ
ブログ内検索
メッセージ

名前:
メール:
件名:
本文:

書き主

おおやしまねこ