皇位継承の在り方 安定へ落ち着いた議論を

産経
2016.2.6 05:03更新
【主張】
皇位継承の在り方 安定へ落ち着いた議論を
http://www.sankei.com/life/news/160206/lif1602060013-n1.html


安倍晋三首相が、皇位について、「男系継承が古来例外なく維持されてきた重み」を踏まえ、
安定的な継承の在り方を検討していく考えを国会で示した。
天皇は日本国と国民統合の象徴であり、皇位が安定して続いていくことは国民の強く願うところである。
伝統を尊重しつつ検討していくとの首相の発言は妥当だ。どのような手立てを講ずることが望ましいのか、
落ち着いた環境の下で真剣に議論を進めてほしい。
言うまでもなく、天皇は日本の立憲君主である。君主の位の継承は、
その正統性、永続性にかかわるため、伝統を踏まえることが重要となる。
皇統譜からも分かるように、第125代となる今の天皇陛下まで、例外なく男系で続いてきた。
これが、日本の皇位継承の伝統の最も基本的な特徴である。
皇位継承権を持つ5人の男子皇族のうち、皇太子さま、秋篠宮さまの次の世代は、悠仁さまお一人である。
首相が国会で述べたように、皇位が安定的に継承されていくことは
「国家の基本にかかわる極めて重要な問題」である。
皇位継承権を持つ皇族の層に厚みを持たせることが望ましい。
平成17年に小泉純一郎首相(当時)の私的諮問機関がまとめた報告書は、
女性皇族や女系の子孫にも皇位継承権を認めることを求めていた。
安倍首相は19年には、この報告書を白紙に戻した。
女系継承の容認は、125代にわたり培ってきた皇統の伝統を途絶えさせ、
皇位の正統性を疑わせることになりかねないからだ。
占領期の昭和22年には、連合国軍総司令部(GHQ)の意向で、
11の宮家の人々が皇籍離脱を余儀なくされた。
その結果、皇位継承権を持つ皇族が極めて少なくなった経緯がある。
安定的な皇位継承を保つため、皇室の親族である旧皇族の皇籍復帰を求める案がある。
旧皇族が皇族に復帰した例は、長い日本の歴史で何度もある。
10年前の議論の際、有力政治家の多くも男系継承の伝統を知らなかった。
その後、少しずつではあるが知識は広がってきている。
男系によって維持してきた日本の皇統の歴史を未来に引き継いでいくことに、知恵をしぼるときである。
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